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2015

video 2'58" 

見出し h1

広島にある大久野島という島に注目した作品。 私は、広島出身である為、平和教育を受けたが、被害者的立場での戦争の教育を受けたように思う。戦後70年ということで、広島という場所が戦争にどう関わったか自身で考察してみようと試みた。 大久野島とは、うさぎが多く生存することから現在は観光スポットとして有名であるが、第一次世界大戦時には地理的な条件や秘匿の容易さなどから毒ガスの生産拠点だったという歴史を持つ島である。多くの化学兵器がこの島で製造されたが、島の存在は機密性から秘匿されていた為、どのように使用されたかなど実態は未だ明かされていない。戦後、島内での地中処分といった方法で行われたが、現在でも島内地下4~5メートルの土壌で高濃度のヒ素が検出されるなど、負の遺産を受け継いでいる。

本作は、大久野島の汚染されてるであろう土で栽培したほうれん草を島内のうさぎ達と一緒に食すというパフォーマンスい、それを記録した映像作品を展示した。

島に自身が介入することで島の歴史を探り、広島という場所が戦争にどう関わったか個人的な目線で考察したいという思いから試みた。また、戦争と平和を対置させるというありがちな思考の怠慢に対するカウンターとなる事を目的として制作している。

I focused on Ōkuno island in Hiroshima.1929 to 1945, The Japanese army was making poison gas in Ōkuno island. It was a

big secret of the Japanese army. After the war, a private enterprise dumped poison gas in a careless way. The poison gas was

buried in the ground, and the sea. In fact, Arsenic is detected from the soil on the island even now.

I think Ōkuno island is a very dangerous place.

But,The Ōkuno island has become a tourist destination, because many wild rabbits are there. I have strange feeling to such

Japanese society. I have taken the polluted soil of Ōkuno island.       

I was brought up spinaches in the that contaminated soil, and I brought in I brought in the spinach to Ōkuno island. Then,

I made a performance that the rabbits and I ate the spinach. I ate indirectly arsenic and Japanese history.

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