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血のつながりと家族のかたち

血のつながりと家族のかたち
blood relatives and forms of family
可変
Dimensions variable2023ビデオ (13’ 48” )
video (13’ 48” )

本作品は、展覧会「産まみ(む)めも」プロジェクトの一環として制作されたものです。本プロジェクトでは、「産む」というテーマに関して、当事者やプレ当事者とリサーチやワークショップを行い、対話を重ねました。その協働の過程で生まれた「家族はどうすれば家族になれるのか?」という問いに向き合い、今回の作品を制作しています。
男女は婚姻届を出せば家族になれます。現在の日本では、血縁関係を元にした家族関係が基本です。しかし、血緑関係に囚われない新たな家族の形を実践する人々もいます。
かつて日本における家族のあり方は非常にフレキシブルであったと言われています。しかし、明治以降に西洋の「個人(individual)」という概念が「家族」の形を変化させました。そこには日本人の集団の中の家族のあり方と大きく違うものがあり、様々な問題を呼んでいるように感じます。私は、現代の日本社会における理想の家族のあり方がどのようなものを考えていきたいです。
今回の作品「血のつながりと家族のかたち」は、血縁以外で家族になった方や血縁にこだわらず家族になりたいと希望している方に参加して頂きます。参加者は心理士の前で、思い描く家族像の話と絵を描いて頂きます。
今回、アートセラピーをご専門の心理士の方に参加者の絵を見て頂くこととなりました。絵を描くことや造形をすることは、自分自身の意識の外にある感情まで表すことがあります。
個人が持つ理想の家族像には、たとえ同じ時間を過ごしても血縁であっても異なる場合もあり、逆に同じ時間を過ごしていない他人でも同じような家族像を描く場合もあります。社会が複雑で多様になる現在においても個々の理想とする家族像によって繋がっていくことで人々は心の拠り所や自分のアイデンティティを確かめることができるのではないでしょうか。

画像:2023 年産まみ(む)めも ,OZ studio 渋谷 | 東京

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